ちょっとそこまで-斥候隊-

Spare me your lecture.

電子書籍業界、夏の陣

 アメリカでは、書籍全体の電子書籍の販売割合が22%に達しているようで、着々と浸透していると言ったところでしょうか。

 アメリカでの状況を整理すると、

In the U.S., ebook market share is often cited
as breaking down as follows:
– Amazon: 65%
– Barnes & Noble: 25%
Apple: 10%
– Others: Rounding error

Apple iBooks at 24% Worldwide Ebook Market Share? One Analyst Thinks So | Digital Book World

 ところが、業界2位のバーンズ&ノーブルが失速しそうだというお話です。

 書籍販売大手の米バーンズ&ノーブルは、競争の激し
いタブレット事業から撤退する。多額の赤字を計上した
からだ。
 バーンズ&ノーブルは25日、2003年度第4四半期(4
月27日終了)の電子書籍端末「ヌック」事業の損失が
膨れ上がり、書店事業の利益が容易に吹き飛んでしまう
ほどだったと発表した。このため、同社はカラー画面を
搭載する自社製タブレット(カラータブレット)の製造
を中止し、サードパーティーのメーカーが製造する共同
ブランドの端末に移行することを決めた。

バーンズ&ノーブル、タブレット事業から撤退へ - WSJ.com

電子書籍リーダーは、Kindle1択になりそうな感じですね。kobo駄目そうですし。

スマホや各種タブレットでアプリ入れりゃ見れますから、電子書籍リーダーである必要はもはや無いワケです。ですが、一応電子書籍リーダーの端末戦争はkindleという形で決着を見そうです。


 さて、次はどこの販売プラットフォームが幅を利かすのかというお話ですが、1位は当然「Amazon」でしょう。アメリカでも日本でも最大シェアです。ネットでもKindleストアの露出が一番多く感じます。


 日本では、楽天やらパブーやらどっかの出版社等が販売してますが、まだ本気になるほど電子書籍マーケットが育ってない事から影が薄いですね。

日本市場での電子書籍は、現状、紙の書籍の1%~
5%くらいの部数しか出ない例がほとんどだ。

(中略)

専門書などを除く一般的な書籍なら、まあ最低でも
初版6000部くらいは刷るだろう。1200円として、
売上が720万。流通の取り分が約1/3で出版社に入る
のは480万。ここから紙や印刷、著者印税やデザイ
ンフィーといった直接費、編集にかかる費用、事務
所費用だの人事や営業といった間接費を引くと、全
部売れて返本がなかったと仮定して、まあトント
ン。返本が来れば赤字。うまいこと売れて増刷がか
かれば黒字化する、というのが一般的な書籍像だろ
う。
これを仮に電子書籍だけで企画したとするとどうな
るか。値付けを同じにしても1200円で300部(5%
として)。売上は36万円だ。著者に入る印税は4万
円くらいだから、出版社の大赤字を無視するとして
も、そもそも書いてくれる人がいない。

編集者の日々の泡:「出版社はビジネスモデルを守るため、電子書籍に後ろ向き」←まだこんな寝言唱えてる人がいる。しかもコンサル屋・マーケ屋なのに

正直、まだまだだと。

でも、電子書籍の時代は来る。その時どの販売プラットフォームをつかうのか?となったら当然、Amazon1択にならざる負えないだろうと僕は見るわけです。


 今、Amazonが先行して開拓してる電子書籍市場に遅れを取っている販売サイトが、今から巻き返すことは中々難しいと思います。

 可能性は、楽天市場を育てた“楽天勢“くらいかなと思いますが、kobo事業で痛い目みてるでしょうから出遅れ感が否めません。


 他のパブーやら出版社サイトなんかは、どんどん淘汰されていくんじゃないかと僕は思ってますけどね。


Amazon、楽天あたりが無難だと個人的には見てます。

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