ちょっとそこまで-斥候隊-

Spare me your lecture.

エスキモーの生活


 本多勝一「極限の民族」をパラパラと読んでいて面白い。一時期流行った「銃・鉄・病原菌」の本とリンクする部分があって、文化人類学的な民族の特徴と成り立ちがよく分かる。


 本を片手にまとめるような面倒くさいことはしないので、覚えている限りで少しメモ。


 エスキモーの食生活は“肉“であり、肉以外は食べない。当然、極寒の地では家畜として動物は機能せず、狩猟生活を行っている。

 アザラシ、セイウチ、ライチョウカリブー等をハントし、その場で解体をし生のママ食べる。焼いたり煮たりするとビタミンが失われる事もあるので生で食べる事は合理的な方法だそう。

 狩猟したモノは天然の冷蔵庫により、直ちに冷凍される。この状態で食料庫へと貯められ腹が減ったら好きなときにナイフで削り食事をするんだそうな。

 極めて単純な食“行為“であるため、料理→食事にはならない。強いて言うならナイフで削るだけである。だから、家族団らんの食事は文化として無く、各々が食事をしたいときに食事をするんだそう。

 狩猟民族の特徴として、富の蓄積をあまり考えない。あるものは消費し、無くなればある者から貰うか、狩りに行くギブアンドテイクの精神が強い。

 読んでいて面白かった話しが、季節によっては太陽が沈まない時期があり、犬ゾリで何日もかけてウン百キロ移動する場合“何日かかるか?“と言うのがエスキモー自身もわからないというのはなるほどなと思った。日が沈む事で認識してる事がそこでは起こらず、雪の家を何個作ったか?の表現のほうがしっくりくるらしい。

 犬との関係は、極めてスパルタでムチでぶん殴ることは日常茶飯事で、病気あるいは調子の悪い犬はソリから外し、ついてこれないモノは置き去りにするとの事。それほど過酷な環境であり、そうでなければエスキモーの生活は成り立たないとの事。


覚えているのはこんくらい。