ちょっとそこまで-斥候隊-

Spare me your lecture.

若者は二度殺される。

「年収300万円だからこそ、豊かで幸せな日々を送ることができる」

”プア充”という言葉があるらしい。

NEWSポストセブン|「プア充」提言 社会豊かな日本では低収入でも幸せ生活可能

「年収300万円だからこそ、豊かで幸せな日々を送ることができる」
 こう提言するのは『プア充―高収入は、要らない―』(早川書房刊)を上梓した宗教学者の島田裕巳氏だ。島田氏がプア充のすすめを説く。

(中略) 

 私が提案するのは、会社に縛られずにそこそこ働き、年収300万円ぐらいで自分の生活を充実させていく「プア充」という生き方である。東洋の「小欲知足」(欲を持ちすぎず、現在の状態に満足する)という思想を、現代の日本に合う形にアレンジしたものだ。収入が低いからこそ豊かで安定した生活ができて、楽しく幸せに生きられるという考え方である。


 鼻くそをほじっていても右肩上がりで成長してきた時代は終わった。毎晩飲み歩き、タクシーで帰る。それでも結婚出来て子供もマイホームも持てる時代は終わった。


 金がなくても豊かで幸せ?そんなはずない。誰だって贅沢して思いっきり遊びたいに決まってる。「プア充」ある大人にとって都合のいい言葉なんだろうと思う。


 あらがいようのない時代に黙殺され、社会でも言葉遊びの対象として殺される。こんな馬鹿げたことを誰も気にしないし、気にも留めない。宗教学者にどれだけ今の若い世代を把握できているんだろう。


 きっとこんな馬鹿げた言葉が、若い世代を理解できなくなっている"大人もどき"に受けて本も売れるんだろうか。著書『プア充―高収入は、要らない―』のタイトルが空っぽに見えてしかたない。書いている本人は時代を先取ったつもりの、したり顔でもしてるんだろうか。


 若者は二度死ぬ。でも僕は知っている。言葉で遊ぶ大人もどきより、私のライフはゼロよ!って言いながら笑う働く世代の方が健気で強いって事を。