ちょっとそこまで-斥候隊-

Spare me your lecture.

日本の労働環境の極上の一手はどこだ。

 今日ふとした事から日本のサービス残業の話題になった。日本の労働環境の問題だ。


 僕も由々しき問題だと思う一方で、これは中々解決しない事として頭に入れてる。海外がー海外がーっていうけど、アメリカの所謂バリバリのエリートも自分の仕事に関しては時間を惜しまずにやっていると思うし、曲がりなりにも経済大国であり世界3位の規模の日本は、その労働時間と自己犠牲によって成り立ってきた部分は少なからずあると思ってる。


 でも、人口動態は減少トレンドにある中でこの規模を維持しようと思ったら、どこかしらに歪みが生まれて犠牲はでるのはあたりまえだと思う。それが、サービス残業という形で労働者に跳ね返ってきているのは重々承知してる。当然僕もよくない悪しき習慣だとは思いつつも、民間企業の苦境に立たされた状態それも中小企業の経営状態というのは厳しいだろうと思うから、悪しき習慣だと思いつつもおそらくはなくならないだろうと見てる。決して肯定しているわけじゃない。無くなればいいと思うけれど現実的にはムズカシイだろうと思ってる。


 その旨を伝えたところ「無理だろうと思っている事が間違いで、海外のように時間でスパッと終わらせるような仕組みを作るべき」と言われた。


 もっともであり、正しい。すばらしく模範解答に近いと思う。だがしかし、どーすりゃいいのよ?


 海外海外っていうけど、イタリアやスペイン等のシエスタがまかり通るような国と同列に扱うのは無理があるって。24時間サービスが当たり前の至れり尽くせりの日本では少なくともそういった余裕な生活を是とする社会に生まれ変わるのに半世紀は掛かると個人的には思う。いやもっとかもしれない。個人的は過剰なサービスだとは思うけれど、いまさらそれをスパッとやめられるの?


 それから「労働環境について法令遵守を徹底させれば改善に向かう」「それでも尚サービス残業を行わせる無茶な企業は自然に淘汰される」ともこれまた模範解答を頂いたけど、90%が中小企業で成り立っているこの国で真っ白な会社を見つけるほうがムズカシイと思えてならない。


 何度も繰り返すけど、僕自身も悪しき習慣だと思ってるし、もっと余裕のある国になればいいと本当に思ってる。でも、理想じゃメシは喰えない。


 サービス残業がなくならないと思っている時点で僕は日本の"常識"に既に毒されているんだろうか。日本の当たり前は当たり前じゃないって分かっているけど、この問題は解決するんだろうか。


 どんなに政策を打っても経営者>労働者の関係は覆らない。例外は無いと思う。経営する側も必死だろうし、働く側も良い環境を求めるだろうと思う。でも、それは決して交わらないと僕は思う。諦めじゃないこの構図は世界共通だろうと思う。どんなに余裕のありそうな生活をしてる国でもこの部分の問題は必ずあると思う。日本ではサービス残業の半ば強要が問題になっている事がたまたま表面化してるんだろうと思う。



 ところが、この不毛な議論はやっぱり自分の中でロボットというSFの世界を導き終焉を見た。(口には出さずに自己完結で)


 日本では労働環境の改善は進み難い(0%では無い事は断っておく)から、単純労働はオートメーション化するべき。人口が減るんだから今までやっていた労働力は一人当たりで見たら増えるだろうと思う。もちろん今の経済規模を維持するという前提でモノを言っているけど、日本人としては自分の国の国力が落ちるのはあまり看過できない。


 国力、言い換えれば世界へのプレゼンスが落ちる事と引き換えに余裕のある生活を得るというのもひとつの選択肢だけれども、個人的には欲張りなので両方実現できればいいと思う。できるかどうかは別として。


 なので、今まで人力でやっていた単純労働については、もっともっと機械化を進めていけば良いと思う。配達も自動とか、工事関係ももっと人が少なくても大丈夫なくらいのロボット作るとか、販売もホログラム技術で済ましちゃうとか。もう映画の世界を作っちゃえばいいと思う。


 政府は、基本的な国の方針と補助金出すだけでいいよ。補助金出す際の審査を厳しくすれば労働環境も少しはマシになるかも知れないし。知らないけど。


 そのほうがまだ未来に希望が持てるのは、星新一好きな僕だけなのかな。まぁいいやどうでも。そういうことです。